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高校受験の勉強はいつから始める?学年別スケジュールと部活との両立法

高校受験の勉強をいつから始めるかを学年別に解説する記事のアイキャッチ

本記事は、現役東大生によるオンライン家庭教師「東大先生」(株式会社AGILE STUDY)の編集部が執筆しています。

「高校受験の勉強はいつから始めればいいの?」「部活を引退してからで間に合う?」と悩む保護者の方は多いものです。
結論から言うと、高校受験の勉強は「中3の春に受験モードへ切り替え、それまでは定期テストを通じて基礎と内申点を積み上げる」のが基本の考え方です。ただし、志望校のレベルや今の成績によって、始めどきは前後します。
この記事では、現役東大生講師が在籍するオンライン家庭教師「東大先生」の編集部が、学年別に「いつ・何を」やるべきかのスケジュール、部活との両立のコツ、スタートが遅れたときの挽回法を解説します。
読み終える頃には、お子さまの学年と状況に合わせて「今週から何を始めるか」が決められるようになります。

目次

高校受験の勉強はいつから始めるべき?

高校受験の勉強を本格的に始める目安は中3の春(4月ごろ)です。ただし「受験勉強」と「日々の勉強」は別物ではなく、中1・中2の定期テスト対策そのものが受験の土台になります。

先に結論
  • 本格的な受験対策(過去問・総復習・志望校別対策)は中3の春から
  • 中1・中2は「定期テストで基礎を固める」ことが最良の受験準備
  • 上位校を目指す場合や、今の成績が伸び悩んでいる場合は中2の冬から前倒しが目安

「いつから」に唯一の正解が無いのは、高校受験が「当日の学力検査」と「内申点(調査書)」の2つで評価されるためです。学力検査は中3の1年間で大きく伸ばせますが、内申点は日々の定期テストや提出物の積み重ねでしか上がりません。都道府県によっては中1からの成績が内申点に含まれる地域もあり、この場合は「中1の最初の定期テストから受験は始まっている」と言えます。

一方で、中1から「受験勉強」と構えて長時間机に向かう必要はありません。この時期は、学校の授業を理解し、定期テストで取りこぼさない習慣を作ることが最も効率のよい準備です。

なぜ早めに始めると有利なのか

早めに始める最大の利点は、「苦手をつぶす時間」を確保できることです。中3の秋以降は過去問演習や志望校対策に時間を使う必要があり、基礎のやり直しに回す余裕がほとんどありません。

出題範囲は中1〜中3の全範囲

公立高校の入試は、原則として中学3年間の全範囲から出題されます。中1の英語の文法や中2の数学の関数のように、後の単元の土台になる内容でつまずいたままだと、中3の学習内容も理解しにくくなります。早めに苦手を見つけて直しておくほど、中3で「新しい内容を学ぶ」ことに集中できます。

内申点は後から取り返しにくい

学力検査の点数は直前の追い込みで上がることがありますが、内申点は過去に戻って上げることができません。特に中3の1学期・2学期の成績が重視される地域では、中3の春から定期テストを落とせない状況になります。この時期に受験勉強と定期テスト対策を両立するには、中2までに基礎を固めておくことが効いてきます。

東大生講師が指導現場でよく見るのは、「中3の夏休みに総復習を始めてから、中1の内容の抜けに気づく」というケースです。抜けに気づく時期が早いほど、直すための手段を選べます。

学年別スケジュール:中1・中2・中3でやること

学年ごとの役割は、中1が「習慣づくり」、中2が「苦手の発見と補強」、中3が「受験対策」です。次の図に、学年別の重点をまとめました。

高校受験に向けた中1から中3までの学年別スケジュールを示した図解

中1:学習習慣と定期テストの型を作る

中1で取り組みたいのは「毎日決まった時間に机に向かう」「定期テストの2週間前から計画的に準備する」という2つの習慣です。内容は学校の授業とワークの反復で十分で、塾や問題集を増やす必要はありません。
英語と数学は積み上げ型の教科なので、定期テストで平均点を下回る単元が出たら、その学期のうちにやり直しておくことをおすすめします。定期テストの具体的な進め方は 定期テストの勉強法 の記事にまとめています。

中2:苦手の発見と補強、志望校の情報収集

中2は、学習内容が難しくなり成績の差が開き始める学年です。定期テストの結果を教科ごと・単元ごとに振り返り、「どこでつまずいたか」を言葉にできるようにしましょう。
また、この時期に高校の文化祭や説明会に足を運び、志望校の候補を2〜3校に絞っておくと、中3での目標設定がスムーズになります。上位校を目指す場合は、中2の冬休みから中1・中2の総復習を始めておくと余裕が生まれます。

中3の春〜夏:総復習と受験モードへの切り替え

中3の4月からは、学校の授業と並行して中1・中2の総復習を始めます。1学期は定期テストの比重も大きいため、平日は学校の進度に合わせた学習、週末に復習という配分が現実的です。
夏休みは、まとまった時間で全範囲の総復習を終える最初の山場です。部活を引退する時期と重なるため、引退直後の1〜2週間で生活リズムを勉強中心に切り替えられるかが、秋以降の伸びを左右します。

中3の秋〜冬:過去問演習と志望校別対策

秋からは模試の結果をもとに志望校を固め、過去問演習に入ります。過去問は「解いて点数を見る」だけでなく、「間違えた問題の単元に戻って復習する」ところまでを1セットにします。
冬休み以降は新しい教材に手を広げず、これまで使った問題集と過去問の解き直しに絞るのが定石です。直前期に「やり残し」を増やさないことが、当日の落ち着きにつながります。

中3の1年間の流れ
  1. 春:中1・中2の総復習を開始し、定期テストと両立する
  2. 夏:部活引退後に生活リズムを切り替え、全範囲の総復習を終える
  3. 秋:模試で現在地を確認し、志望校を固めて過去問演習に入る
  4. 冬:新しい教材は増やさず、解き直しと弱点補強に集中する

部活と高校受験の勉強を両立するコツ

両立の鍵は「時間を増やす」ことではなく、「短い時間で終わる勉強を毎日続ける」ことです。部活で疲れて帰った日に2時間の勉強を課しても続きません。

部活と勉強を両立する1日の時間の使い方を示した図解
部活と両立するための習慣
  • 帰宅後すぐに15〜30分だけ「その日の授業の復習」をする
  • 通学時間や待ち時間に英単語・漢字などの暗記を回す
  • 週末のどちらか半日を「平日にできなかった分」のまとめ時間にする
  • 定期テストの2週間前は部活の時間も逆算して計画を立てる
  • 睡眠時間を削らない(削ると翌日の授業の理解が落ちる)

引退までは「授業の理解」を最優先にする

部活が忙しい時期は、家庭学習の時間が限られます。その分、学校の授業中に理解を終えてしまう意識が大切です。授業中に分からなかった箇所をノートに印だけ付けておき、帰宅後の短い時間でそこだけ確認する、という方法なら、部活のある日でも続けやすくなります。

引退後の切り替えを決めておく

引退直後は、急に増えた時間を持て余して生活が乱れやすい時期です。「引退の翌週から、平日は何時から何時まで勉強する」と事前に決めておくと、切り替えがスムーズになります。指導現場では、引退前から週末に少しずつ勉強時間を伸ばしていた生徒のほうが、引退後の切り替えに苦労しない傾向があります。

スタートが遅れたときの挽回法

中3の夏以降に始める場合でも、「全部やろうとしない」ことを守れば挽回は十分に可能です。残り時間で点数に結びつきやすい順に優先順位を付けます。

よくある失敗

遅れを取り戻そうとして、分厚い問題集を最初のページから解き始めるケースです。中1の内容から順番にやり直していると、中3の内容や過去問に手が回らないまま入試を迎えてしまいます。

残り期間優先すること後回しにしてよいこと
半年程度英数の基礎の総復習、理社の暗記分野、過去問で出題形式に慣れる難問・応用問題、志望校に出ない単元
3か月程度配点の高い大問の対策、暗記分野の仕上げ、過去問の解き直し苦手が深い単元の一からのやり直し
1か月程度過去問の反復と時間配分の練習、直前に覚え直せる暗記分野新しい教材、解けない難問への挑戦

優先順位は「配点」と「伸びしろ」で決める

限られた時間では、志望校の過去問を見て「配点が高く、今の自分でも伸ばせる分野」から取り組みます。たとえば理科・社会の暗記分野は短期間で点数に反映されやすく、英語の長文や数学の応用は時間がかかります。この判断は生徒本人には難しいため、学校の先生や家庭教師など第三者に相談して決めるのが近道です。

一人で計画を立てるのが難しい場合の選択肢

ここまでのスケジュールを自分で管理できる生徒は多くありません。「何をいつやるか」を一緒に決めてくれる伴走者がいると、遅れにも早く気づけます。

選択肢は大きく3つあります。学校の先生への相談、塾、そして家庭教師です。塾はカリキュラムが決まっているぶん、集団のペースについていける生徒に向いています。一方で、部活で通塾の時間が取りにくい、苦手の抜けが個人によって違う、といった場合は、1対1で計画から組める家庭教師が合いやすい傾向があります。仕組みの詳細は オンライン家庭教師という選択肢 の記事で解説しています。

その一つとして、東大先生をご紹介します。東大先生は、現役東大生による完全1対1のオンライン家庭教師です。無料学習カウンセリング(60分)で現状と志望校を伝えると、オーダーメイドの学習計画を提案してもらえます。授業後も週単位の理解度チェックで進み具合を確認し、毎日18時から23時まで使えるオンライン自習室で、授業のない日の勉強も続けやすい仕組みになっています。

東大先生 公式サイトのトップページ。現役東大生による1対1のオンライン家庭教師であることが紹介されている
出典:東大先生 公式サイト(2026年9月時点)

「いつから」を決めるだけでなく「今週から何をするか」まで落とし込みたい方は、無料の学習相談で現状を整理するところから始めてみてください。

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高校受験の勉強時期に関するよくある質問

中3の夏から始めても間に合いますか?

志望校と現在の学力によりますが、優先順位を付けて取り組めば挽回できる生徒は多くいます。全範囲を一からやり直すのではなく、配点が高く伸ばしやすい分野から手をつけることが大切です。

塾に通っていれば家庭での受験勉強は不要ですか?

塾の授業だけで完結する生徒は少数です。塾で学んだ内容を家庭で復習し、自分の苦手に合わせて補う時間が、点数の差になりやすい部分です。

1日の勉強時間はどれくらい必要ですか?

学年や時期によって異なり、一律の目安はありません。中1・中2は「毎日続けられる時間」を優先し、中3の夏以降は平日3時間・休日はそれ以上を目安にする生徒が多い傾向にあります。時間より「何をやったか」を記録するほうが効果的です。

内申点が低い場合、当日の点数で取り返せますか?

内申点と学力検査の比率は都道府県や高校によって異なります。志望校の選抜方法を確認したうえで、残りの定期テストで内申点を上げる努力と、学力検査の対策を並行するのが現実的です。

部活を続けながら上位校を目指せますか?

目指せます。部活を続けながら上位校に進む生徒に共通するのは、平日の短時間学習を欠かさないことと、定期テストで内申点を落とさないことです。引退後に切り替えられるよう、引退前から少しずつ勉強時間を増やしておくと安心です。

まとめ

この記事の要点
  • 本格的な受験対策は中3の春から。中1・中2は定期テストで基礎と内申点を積み上げる
  • 上位校志望や成績の伸び悩みがある場合は、中2の冬からの前倒しが目安
  • 中1は習慣づくり、中2は苦手の発見と補強、中3は総復習から過去問演習へ
  • 部活との両立は「毎日15〜30分の復習」と「引退後の切り替えを事前に決める」ことが鍵
  • スタートが遅れたら、全部やろうとせず配点と伸びしろで優先順位を付ける

まずは、お子さまの学年に合わせて「今週から始めること」を一つ決めてみてください。計画づくりに迷う場合は、無料の学習相談で現状を整理することもできます。

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東大先生 編集部

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